わくわく新学期シリーズ
私から紹介するソフトウェアはこちら
ご存知の方も多いかもしれませんがメモを取るだけのソフトです。
「Windowsならもともと入ってるじゃん」とか
「メモを取るなら紙でいい」とか
「そもそもインストールしてまでメモを取りたいか?」とか、
いろいろな批判が飛んできそうですが…
そもそもなぜ私がこのソフトを導入したのかといいますと、浪人時代に進められた本「知的生産の技術」(梅棹忠夫 著 岩波新書から)に感化されたからです。
この本の中ではいわゆる京大式情報カードの紹介がされています。この情報カードはB6サイズの紙に日頃の小さな発見をメモし、その積み重ねでできた膨大な知識、情報を時系列などの順序を(綴じられた)ノートから解放し自由に組み合わせることで新たな発見を生み出すことができるというのを売りにしておりかつてブームになったこともあります。
このカードのルールとしては、
1、 常に携帯すること
2、 1枚につき情報は1つ
3、 小さな小さな論文調に書く
4、 思いついたときにすぐ書く
5、 何でも書く
が主でありますが、ほかにも沢山ありますので詳しくは本を読んでみてください。(MCRの部員がおよそ1名所持しているので部室にお越ししていただければお貸しすることもできます)
大学入学から1年が過ぎようとした私はこの本に感化されてその日から実践しようとしました。その当時クラウドシステムにも非常に感銘を受けていたので「あれ、これクラウドと組み合わせればよくね?」と思いすぐにネットで検索しました。すると同じことを考えてる人なんてごまんといましたね。そしてクラウド機能付きのメモ帳リストの中でEvernoteに出会いました。
このソフトに決めた理由としては
2、 メモ帳の内容まで検索対象に入れることができる
3、 無料(プレミアムもあります)
4、 月々の容量さえ守ればすべてのノートの合計容量は無制限
特に、2番目の理由が大きいですね。メモをカードという物理的な保存ではなくデータとして自由な集合離散はできなくなりましたが、これに一番近いと当時感じた機能はメモ内容の検索でした。
実際に使ってみて気づいたことは、同じことを何度も何度も考えなくなるのでいろいろ新しいことに思考を巡らせることができるようになり、実際に記録することで「何を考えているのか」、「十分論理的か」など一目見てわかるようになったので思考が変な方向に走らなくなりました。別段ソフトをインストールせずともカードでいいじゃないかと思うかもしれませんが、スマホなのでどこに行くときも持ち歩くので忘れ物の多い私でもいつでもメモが取れますし、私的にはデータでまとめた方がすっきりしてよいと思っているのでEvernoteを使っていますね。
自分の思いついたことを記録するということ以外にも旅行のスケジュール管理としてつかったり、おぼえたい一連の言葉のまとまりを書いて覚えたり、偉人や先生や友人の語録を記録したりとほかの用途としても勿論つかえます。その他にもEvernoteチームがいろいろな活用法を宣伝してくれるので時々目を通すと新しい利用法の発見にいいと思います。
Evernoteの紹介なのか情報カードの紹介になったのか微妙になってきましたが、この記事が皆様の日常の一助となればと思います。
追記:
コメントありがとうございます 著者の名前を訂正しました