年末に北海道(道南)に行ってきました。
本来は函館を観光したら帰る予定だったのですが、行く前に司馬遼太郎の「街道をゆく15 北海道の諸道」という作品を読み、是非江差に行きたいと思いました。
北海道は歴史の浅いこともあり、ほんの半分くらいが道南の話でした。
江差はニシン漁で栄えたまちで「江差の五月は江戸にもない」といわれたほど栄えたそうです。
幕末には幕府の軍艦・開陽丸が沈没し、現在は沈没船の調査も終わり港には復元された開陽丸が停泊しています。
さて、行ってみた感想ですが、一言で言うとよかったです。
天気予報は雪で前日の函館は暴風雨でロクな観光ができませんでしたが、当日の江差は曇りで時によっては陽も照っていました。
一番の目的は開陽丸を見ることでした。
9時過ぎに到着し、駅前の商店に荷物を預けて(タダで預かっていただきました)国道沿いを歩きました。
日本海側特有の強い風を受けながら歩きましたが、船はすぐに見つかり気持ちが踊りました。
大きな船体のそばには引き揚げられた大砲などが展示してありました。
あ、ちなみにその当時は外輪船からスクリュー船への過渡期で開陽丸には補助用のスクリューが取り付けられてたんですよ。
天気がマシだったのと、人が少なかったのとでそのほかにもいろんなところを巡りました。
再建され資料館になった郡役所もステキでした。
その日は12月の30日だったのですが、ニシンの本場でニシンそばの年越しそばを食べました。
そば屋のテレビからはちょっと恐いドラマが流れていたのでチャンネルを変えたかったです。(笑)
約4時間の江差滞在を終え、駅前の店屋さんにもお礼を言って13時過ぎに江差を後にしました。
夕方にたどり着いた青森駅は雪でした。