マイコン研究会の日記

大阪市立大学マイコン研究会のブログです。

PCパーツ講習について

どうも、広報です。

先日、例会で9/23にPCを組み立てると決定しました。

また同じ日に、PCパーツ講習を行いました。

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パソコンを組むのは少し先なので、忘れてしまわないように復習の意味で。

また、急に決まった講習だったので、来ることが出来なかった新入生のために軽く講習の内容をまとめておきます。

CPU

人でいうところの脳みその部分。

データを演算処理する部分。

CPU の性能が良いほど全体のスペックが上昇する。

四角いチップ状のパーツで裏にはデータの入出力を受け取る端子がついており、この部分は物理的に弱いので、組み立ての時には直接触ってはいけない。

・周波数(クロック周波数)

この周波数が大きくなるほど処理速度も速くなる。

高クロック化の限界のため、CPUはさらなる性能の向上のために並列化したものが高スペックになってきている(マルチコアシステム)

コア数とはメイン回路の数のこと。

コアを増やすと分業できて機能の低下は起きない。

よって、現在ではコアが多いほどより高性能と考えてもほぼ大丈夫。

マザーボード

CPU、メモリ、HDD の橋渡しをする部品。

マザーボードによって搭載可能なHDD やCPU、ビデオカードが決まる。

この部品の大きさによって、ケースの大きさが決まる。

ケースは例年、ATX又はmicroATXのどちらか。

メモリ

主にCPU の演算結果を一時的に保存しておく装置。

メモリは机に例えられる。

机が大きいとCPUは快適に作業できるが、机が小さすぎると作業が困難になる。

マイコンでは4Gないし8Gで十分。

また、メモリを2枚1組で使って、データを分散して処理を行い、速度を向上させる。

例えば、4Gの場合は2Gのメモリを2つ使う。

HDD

パソコンのデータを長期保存する部品。

磁気ディスクを回転させてデータの読み書きを行う。

そのため、熱が発生したり、衝撃に弱かったりする。

マイコンでは大量にデータを保存しないので、500GB~1TBもあれば十分。

SSD

HDDと同様パソコンのデータを長期保存する部品。

SSD半導体(フラッシュメモリ)素子に記憶する。

このため、HDDと比較して発熱が少なく読み込みが早いが、単位容量当たりの値段が高い。

グラフィックボード

別名、グラフィックカードビデオカード、グラボなどと呼ばれる。

画像処理をする部品。

画像専門のCPU と考えるといい。

電源

AC(交流)100V をDC(直流)に変換する部品。

パーツ全体の必要電力を計算出来るサイトがあるので、ここで計算をして、少し電力が多めのものを購入する。

パーツの決め方

1.目的を決める(省電力、画像加工サクサクしたい、ゲームをサクサクしたいなど)

2.予算を決める

3.CPU→マザボ→メモリをこの順番で決める

4.グラボを決める。

5.電源を決める(電力を多めに)

6. HDD、SSDを決める

7.ケースを決める。

新入生はPC組み立ての日までにパソコンの見積もりの宿題が出るはず。

頑張って理想のPCを考えてきて下さい。

また、組み立て当日までに配布資料も見て復習しておきましょう。